力は力で返される 力に勝つには技が必要

未分類 0 小林拓弥(合気道家)

強くなるために筋力を鍛えるのは一つの手段ではあります。

しかし、どれだけ体を鍛えたとしても、世の中に自分より力の強い人はたくさんいます。

”力”は、大なり小なり誰もが持ち合わせている能力であるため、

力で勝負をしていたら、力が強い人に負けてしまいます。

力は力で返される。そこで技が必要になるのです。

合気道では力に”技”というレバレッジをかけることで最大限の効用を得ています。

「合気道は力が要らない」「相手の力を利用する」などと言われることがあるようですが、個人的な感想としては合気道に力は必要であり、相手の力を使う場面はあまり無く、むしろ相手を積極的に崩して操らなければなりません。経験上とっさの時に頼りになるのが結局のところ力だったりもするので、自分は決して力を否定することはしません。

合気道には力と技の2つの要素が必要であり、力に技というレバレッジをかけて技を最大化するものだと考えています。