肩甲骨の回転によりステップを高速化

未分類 0 小林拓弥(合気道家)

以前本部道場で、正面打ちをステップでかわすという練習がありました。

短刀の代わりに当たっても大丈夫な小さな箒で頭を思いっきり叩きに来るのを必死に避けるというものですが、これがなかなか面白い。
上体をかわしたとしても下半身が残っていたら切られてしまい、避けるのが早いと追いかけられて切られてしまう。合わせのタイミングはほんの一瞬しかありません。

体を箒の軌道から素早く離脱するには、蹴り足では遅い。地面を蹴って推進力を得るには下半身を一瞬残さなければならず、そこが隙になってしまうのです。

もっと早く動くにはどうすればいいか。そこで気づいたのが重心移動です。

相対した際、膝を柔らかくしておき、避ける方向へ体を崩して(重心を移動して)推進力を得る。初動のきっかけは重心移動で作るようにします。

その重心移動をもっと早くするにはどうしたらいいか、そのヒントは肩甲骨の回転

体をリラックスさせ、両側の肩甲骨を回転させ、その動きにつられる形で体を崩してステップを繰り出すと素早く動けます。地面を蹴らないので溜めの動作が無い分早いです。

熊や猫や猿などの動物を観察すると肩甲骨を使って動いていることが分かります。人間は彼らのように四足歩行をするわけではありませんが、重心を移動させるために肩甲骨を利用するのは理に適っているのではと思います。